国産アロマ:クリスマスを彩る日本のアロマスプレー
日本のアロマを使ったクリスマスオーナメント
朝布団から出るのが辛くなると冬がやってきたなぁと思います。
山に行くと紅葉の美しさに、街に出かけるとショウウインドのクリスマスディスプレイに心が躍る季節です。
冬の香りと言えば、キリストの誕生と深い関わりのあるフランキンセンスやミルラなどがクリスマスの頃によく使われます。
が、ここは日本ということで、クリスマスを彩る香りを日本の精油で作ってみました。
松ぼっくりやいがぐりをクリスマス風にアレンジしたオーナメントに精油をたらし、キャンドルを添えると日本らしいクリスマスの完成です。
使用する精油
クロモジ(Lindera unbellata)
日本の精油を代表する香りのひとつ。
昔は日本の山の至る所に生えていたクロモジですが、山に人がはいらなくなるとともに希少な樹種になってしまいました。
リナロールやピネン類を豊富に含む人気の香りですが、産地や抽出部位(葉を使うか、太い幹だけを使うかなど)によっても香りが異なりますので、好みのものを探してみるのも楽しみのひとつです。
トドマツ(Abies sachalinensis)
北海道を中心とした寒い地域に植えられているもみの木。北海道モミという名前で商品化しているメーカーもあります。
松脂のような少しビターな香りはジュニパーベリーに似ているという方も。
クリスマスツリーにも使われるモミの仲間の精油は、空気をきれいにする成分も含んでいます。
イヨカン(Citdus iyo)
クリスマスの香りにはスイートオレンジがよく使われますが、日本の柑橘精油の中でも甘さのあるイヨカンをチョイス。
イヨカン独特なワキシーな香りは、トドマツと合わさるとフランキンセンスを彷彿とさせるから不思議。
国産ラベンダー(Lavandula angustifolia)
使用した国産ラベンダーは「オカムラサキ」という日本での栽培に適するように昭和初期に品種改良された真正ラベンダーのひとつ。
リラックス効果が高いことで有名な精油ですが、クリスマスの華やかさを表現するためにプラスしてみました。
その他、お好みに応じてベンゾインやフランキンセンス、ミルラをプラスするとよりクリスマスらしい香りになります。
ブレンド例
クロモジ 2滴
トドマツ 3滴
イヨカン 4滴
国産ラベンダー 1滴
使い方のポイント
- そのままリースやスワッグの松ぼっくりなどに垂らして
- ロールオン香水にしてクリスマス気分を満喫
- クリスマスプレゼントに香りを添えて
1%濃度にする場合は50mlの基材で希釈
アロマ香水の場合は、10mlのオイルやアルコール希釈で5%濃度
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