
ユズ精油の物語
新しい一年が始まりました!
今日は冬の柑橘、ユズ(本柚子)のお話。
柚子は中国大陸原産の柑橘で、日本へは平安時代初期ごろには伝来したといわれています。
柚子は農薬がほとんど必要なく、他の柑橘系植物よりも育てやすいことから、
田舎の庭先によく植えられているので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ユズは日本の食文化にも欠かせない薬味の一つで、お正月の紅白なますやお雑煮にも添えられています。
精油は、果汁を絞った後の果皮が使われることが多いですが、
各地で野生化した柚子の利活用の方法としても注目されています。
世界的な柑橘精油の抽出法が圧搾法であるのに対し、日本の柑橘精油は水蒸気蒸留法が主流。
水蒸気蒸留法は抽出できる香り成分が限られるため、香りが弱く特徴が薄れてしまうデメリットがありますが、
柚子は水蒸気蒸留法で抽出してもしっかり力強く香ります。
圧搾法で抽出すると光毒性のある成分を含む可能性があり、日中の仕様に注意が必要になりますから、
日中に使う場合は、特に抽出方法や成分の確認が欠かせません。
現在、一般的に流通しているユズ精油は水蒸気蒸留法で抽出したものですが、
圧搾法の精油を扱っているメーカーもあるので、機会があれば香りの嗅ぎ比べをしてみるのも楽しいですよ。
柑橘系の精油は果物と同じで、熟すと甘い香りに変化します。
どんな状態で収穫したか、収穫してから精油を抽出するまでどのように保管されていたか、
精油になってからの管理方法の違いにより、ユズ精油の香りは様々です。
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【かおりと】ゆず精油
ゆず(Citrus junos)
産地:徳島県
抽出部位:果皮
抽出方法:水蒸気蒸留法
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