国産アロマ:‐穀雨‐春の養生に使いたい日本の精油
植物が育つ春雨の季節。暦の上では春から夏へ移り変わる春の土用の時期と重なります。
土用は土を掘り起こしてはいけない時期と言われますが、物事も同じ。
新しく何かを始めるのには適さず、養生するのがふさわしい時期なのです。
雨が続くと体内に水分がたまりやすく、気分もジメジメ思い悩むことが増えてしまいます。
また厄介なのが、体内が冷えてほてりや冷えのぼせのような状態になってしまうこと。
この時期に選びたいのは、
- 体内の余分な水分を出してくれる精油
- バランスを整える精油
日本産精油だけでなく、手に入りやすい外来ハーブの精油も積極的に取り入れて
季節の変わり目に備えます。
使用する精油
クスノキ精油(Cinnamomum camphara)
クスノキ精油に含まれるカンファーは血行促進におすすめ。
鼻に抜ける爽快な香りは、養生とは遠いように感じるかもしれないけれど、
憂鬱な気分も吹き飛ばしてくれます。
ティーツリー精油(Meulaleuca altemifolia)
国産でも比較的手に入りやすい価格で流通しているティーツリー精油。
抗菌、抗ウイルス作用に加え、自律神経のバランスを調整すると言われています。
ゼラニウム精油(Pelargonium graveolens)
バランス調整に長けた精油として有名。
産地によってはバラのような華やかさがあったり、ハーブ特有のスパイシーさがあったり、
香りの雰囲気が違うのでお気に入りのものを見つけて。
国産もありますが、かなり高価。
養生するにはのんびり芳香浴
とても初歩的な使い方だけれど、手っ取り早くて香りの効果を満喫できる芳香浴。
広い空間には電動ディフューザーが有効ですが、精油もたくさん使います。
一人の時は、置くだけのアロマストーンや木製ディフューザーで手軽に香りを楽しむのもおすすめ。
コットンボールや端切れも使えます。
今日の養生ブレンド
香りのブレンド比率は、自分の好みで良いと思うのですが、
個人的に好きなブレンドは以下の通り。
ゼラニウム(かなり甘めの香り)精油 3
ティーツリー精油 2
クスノキ精油 1
ユズ精油 1
ほっこりしたい気分だったので、ユズ精油をプラス。
むくみや滞りが気になるときは、クスノキを増やしてオイルマッサージをすると、
かなりすっきりしますので併せてお試しくださいね。
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